認知症の人と接するセオリー!タイプを見極めろ
向き合い方の難しい認知症
良く相談されることがあります。
どんな風に接すればいいのか分からないって。
他の家族なら反応がいいけど、自分の場合は上手く行かないから
「操縦方法」を知りたいってお悩み。
最強セオリーは、相手の「察して」の部分を読み解けるスキルを磨くしかない!
認知症の人は「不安」でいっぱいだと言われます。
傍から見てると傍若無人で決してそんな風には見えないけど
思考を読み解くと本当にそこに至ります(;^_^A
最近、身近でそんな相談を良くされるのですが
ご本人と上手く行かない人から特に相談されます。
他の家族の時には反応がいいけど
自分の時は嫌味を言われたり、感情的にキレられたり、そっぽを向かれる…
そんな相談。
他のご家族の接し方を聞いていると
「相性がいい」
のですが、相性の悪いご本人の場合
「一番イヤなコミュニケーション」
の、取り方をされているのです。
言葉の使い方や接し方です( ´艸`)
上手くコミュニケーションが取れている人を観察し
理由を理解し、徹底的に真似ること!
これとっても大事ですよ(#^^#)
どういうことかって言うと
認知症の人が安心出来る言い方をしているか
認知症の人が不安を刺激される言い方をしているのか
その差なのです。
認知症の人もプライドがあります。
良からぬことをした、失敗をした
これ、本当は分かっています。
エゴ全開になるのでそんな時、怒られるのを回避しようとします。
ウソ丸分かりなのに苦しい言い訳を必死になって訴える、責任転嫁をする…
言い換えれば、認知症になる人の特徴として私が感じるのは
「責任転嫁」
これをするクセのある人は色濃くなる共通点を感じます。
あと、素直に非を認めて謝ることが出来ない人。
謝るタイミングで適当に誤魔化すような人って共通点も持ち合わせているように思います。
ココで、責めるような言い方をすると失敗します。
ますます認知症の症状を深刻化させてしまう原因になりかねません(;^_^A
ある人の実母の話。
うちの祖母も似たタイプとも言えるかな?
「自分の意見が言えない」
「意思表示が苦手」
「選択肢が苦痛」
これは例えですよ?
このタイプの場合、本人に選択肢を与えると困らせてしまうことになります。
こちらからハッキリ指示をしてあげるか、匙加減を調整してあげる。
これが正解になります。
「好きな色を選んで!」
じゃなく
「この色が似あうからコレがいいと思うよ!」
みたいな感じ。
血圧を測る必要がある場合
「血圧計った?数値は?」
ってより
「今日の血圧はなんぼやった?」
の方が良い。
更には
「何時に血圧計って連絡してきて!」
「血圧ちゃんと計って何時に報告して!」
これの方がもっと効果的だったりもします。
「他人軸」で生きてきた人は指示される方が楽なのです。
でも意外とココで指摘して不安にさせるような言い方をすると
拗ねます。
拗ねるとますます不安にさせるので、言えば言うほど記憶に残してくれません。
「イヤな人」ってイメージだけを植え付けます。
一方、攻撃的な人の場合はまた接し方が変わります。
コントロールするやり方を好みませんので上記とは真逆に…
突然、憎々しい表情で感情のまま暴言をぶつけてくることがありますが
真に受けないこと!
感情的になっているってことは、不安で感情が暴走している証拠だから。
まぁ、ザックリではありますが
(100%の正解は個人差があるので…)
タイプによって、TPOで相手の不安を刺激しないよう接し方を使い分ける。
これに尽きます。
「自己顕示欲」この度合いを良く観察することです。
察して欲しいところを読み解く!
子供返りしているのは、この部分なのです。
耳の痛いことは聞きたくない、指摘されたくないわけ。
海馬の病変により直前記憶が曖昧になりがち。
なので、記憶してもらいたいことには
感情(快)を動かしてあげるか、動機付け(快)をしてあげると良いです。