毒親に【毒】を認めさせるより、自分の【毒】を抜く
毒親の定義は個人差が大きい
イジメやパワハラ、モラハラ、セクハラのように、受け止める側によって変動するものを決め付けて定義してしまうのはとても危険な決め付けや思い込みに繋がってしまいます。
五感を通した親と子それぞれの受け止め方、考え方、性格、相性などによって大きく変わってきます。
環境の変化やステージによっても変わります。
毒親問題に関しては、反抗期に該当する15~18歳になる子供までは親である大人に責任のウェイトは大きいとは思いますが、それ以上の年齢になれば自分の人生には自己責任を持つべき!
今回はこちらの記事の続きになります。
毒親に【毒親】と認めさせるのは難しい
毒親育ち、自身も毒親の伝統を引き継ぎ、自分の子育ても毒を撒き散らかしてた私です(;^_^A
良く聞かれるのが、うちの母がどうやって毒親を認めたのか?です。
認めたのは物分かりが自分の親より良かったから
だとか
そこまで毒親じゃなかったから
だとか言われつつ、上記のような質問をされます。
暴言、暴力、支配的、反面は過保護だった母なので世間に負けず劣らず強烈でしたよー!
↑毒親として分かり易いタイプだけどね。
私の場合、タイミングが良かったのか、形勢逆転が起こっていたから上手く行った♪
ってのが数ある真実の内の1つだったと思います。
母にとって原因と結果の法則で受け取るものが増え、深刻化し、キャパオーバーしていた頃、困った時の神頼みで解決させたのが私。
それまでは私の価値観なんて全否定、何でも口を挟みあーだこーだとコントロールしたがり、見下していたほどです。
その見下していた相手が見事に問題を一瞬で解決してしまった。
それをキッカケに精神的に私に依存するようになり…ジワジワと母が子供の役割、私が保護者のような役割になってしまった。
要は形勢逆転のチャンスがあった!
そんないいもんじゃないですよ?
役割が反転してしまっただけです(;^_^A
私が保護者になっただけ(笑)
母が解決出来なかった事を私がアッサリ解決しつつ、職場環境も指示され通りた試したらその通り変化したから…依存したわけです。
キッカケはコレですが、それなりに右往左往ありましたよ!
弱り目に祟り目でガツンと【毒親】の印籠を突き付けたのですが、謝罪はしてくれたものの他人事のような反応でした。
謝ってもらえるだけマシと思う人もいると思いますが、反省のない謝罪って神経逆なでされて殺意湧きますよ(笑)
その後の変化はなし!
相変わらずマイペースな毒親オンパレード(;^_^A
指摘するとほんの少しの間だけ(1~2時間くらい)意識しているのかマシになりますが、すぐ元通りです。
怒られると怒られないように気を付けているだけで、もともと身に付いているものじゃないので即元通り(笑)
内観と反省がしっかり出来ていれば意識も変わるので結果も変わりますが、浅いレベルで反省してもそれはいつもの思考レベルの波動域なので変化がなくても当然なのです。
だからね、と敢えて言うけど、
毒親に手紙を突き付ける系の本を参考にして実行される方も多いようですが
(下記の本は未読ですがスレッドで良くおススメされてます)
日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば? 1,980円 Amazon |
毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル 1,650円 Amazon |
Yahoo!知恵袋なんかで見かけても、ほぼみんな失敗に終わってるのも当然なんですよ(;^_^A
客観的に一連の流れを見ていると、子供側は必至の訴えだったり、毅然とした態度で強気に出てるつもりなんだけど、毒親の心に響かせるには至らなく、むしろ逆効果に近いものばかりをやらかしちゃってます(笑)
自分が変われば人も変わる、人は自分の映し鏡!
実質、本当に母が変わったキッカケは、私が変わったからです。
コアビリーフである根源に修正を掛けたから♪
潜在意識にある【毒抜き】です。
簡単に言うとこんな感じなのですが、自我エゴ(思い込み)をチェンジ出来たからです(#^^#)
親に対する役割や思い込み★
それまでの母は私は頭がおかしいか、憑りつかれていると思っていたほどです。
思春期で暴力の反撃を受けてからだけど…
私からすれば母の方が【頭のおかしい珍獣】か【宇宙人】だったんですけどね(笑)
いい年になっても親の顔色や機嫌ばかり伺って傷付いたと嘆く、恨み辛みや憎くて仕方がない、親への仕返しばかりを考える。
ハッキリ言って親に依存と執着だし、人生を親のために愛を得るゲームか復讐バトルです(;^_^A
頭の中は親のこと、親とのことばかり、自分のことばかり…
今を生きていない。
親で無理なら親の変わりを見つけて見境なく他人から得ようとする。
愛情や愛の誤認識が愛着問題となって人生を狂わせてしまうわけですが、
根源修正を掛けて行くと親って本当に自分とソックリ(笑)
良いとこも悪いところも。
(ザックリ見たまんま感じたまんまで見ている限り分かりませんよ)
自分のことを分かってくれないのは、自分も親を理解していないと当然理解してもらえません。
親だからって役割を勝手に理想化しているものなんです(笑)
マジな話、まともな親って世の中全体で1割くらいしかいないのでは?と思いますよ?
だいたいは大人になりきれていない精神年齢が子供な大人だと思う。
どんな親でもそれなりにまともな常識もあるけど、非常識を常識にしてしまっている面があるんです。
そのまともな常識レベルにも個人差があり、夫婦となって子育てをするって博打ですよね?
子供のママゴトがリアルなおママゴトにバージョンアップしたようなものです(;^_^A
そんな親に育てられれば、スクスクと健全な心で育つのは難しい。
毒親に育てられた子供が親になって子育てをすれば、例え毒親を反面教師に真逆の教育をしたとしてもほぼ失敗します(;^_^A
(私もやらかした~あれほど親みたいにはならない!と思ってたのに)
愛着障害を抱えていると言うことは、優しさや思いやりや親切、愛情や愛を誤認識しているので匙加減が分からないからです。
似たような愛着障害を持った者同士でしか夫婦関係にはならないのも摂理です。
自分だけ例外はありません!
(最初は気付けないかもしれないけど必ず持っています。感じない場合は相性が良い場合だけ)
毒親がイヤで結婚に逃げても無駄ってことですよ~(;^_^A
心理的距離は物理的距離では解消させられないからです。
他にも人間関係のコミュニケーションでも幼稚な感覚で相手を役割で判断するので甘えるのと甘えが曖昧だったりします。
つまり、他人との境界線が曖昧でボーダーラインを踏み越えてしまったり、踏み込ませてしまったりして適度な距離や信頼関係を築けないわけです。
人間関係で人の好き嫌いが激しければ激しいほど愛着問題が深いと言えます!
なぜなら、両親や家族の投影と言うフィルターで他者を五感で判断しているからです。
母の根源に修正を掛けると面白いぐらい感覚が変わりました♪
今まで気になっていたことやイラっとしてたものに反応しなくなったんです。
母と言う存在をありのまま認め受け入れたから!
(自分を認め受け入れたことにもなります)
すると、会話が噛み合わなかったのが噛み合うようになりストレス激減です。
そこで改めて【毒親】について打診してみると…本気で涙を流して抱き着いて謝ってきました。
『情けない親でほんまごめんなぁ~、何でそんなことも分からんかったんやろ…』
これだけは本物だな!と感じたように行動でも変化有り。
うちはラッキーなのかもしれませんが、母自身にも両親(祖父母)や投影の人物を根源修正してもらってます。
なのでヘルプしながらも職場や孫のことなどコツコツ思考の修正を自分なりにやってます。
共感力も基本的にあるにはあるのですが甘いと言うか雑い?ので解説が必要。
頑張った結果、職場は劇的に改善し居心地の良い場所に、会社も従業員の気持ちに寄り添ってくれるようにまでになりました。
コミュニケーションスキルがアップした証拠です(#^^#)
(相当レクチャーしましたよ~言葉の使い方や受け答えとか)
思考のクセがあり、ついつい人の問題に介入してしまうクセがあったのですが、今では自己コントロール出来るようになりました。
自分と他人との境界線が引けるようになったから、現実では人間関係のトラブルに遭遇しなくなりました。
母がいる時は何も起こらないけど、母がいない時は問題が起こる(;^_^A
家ではどうかと言えば?
私から見ていると犬猿の仲だった娘とも会話が増えて頑張っているなぁ~と映っていたのですが、
私を中心に母、息子、娘の場合は問題が起こらないけど
(↑これが世界には自分一人です。)
母と息子と二人きり、娘と二人の時に問題が起こる
(↑内側が現実化です)
職場優先で孫はちょっと後回しってことですね。
ある時、娘に言われたのが
娘『ほんまいっつも思うけど、ママが気の毒に思うわ。アレ何なん?モモ(娘)とママの扱いと、お兄ちゃん・〇〇(私の妹)・〇〇(甥っ子)で全然ちゃうところ!!!』
私『最近それなりに仲良くしとんちゃうの?』
娘『はぁ?言い方変えとるだけやろ?けんか腰ちゃうから返事しとるだけやで!』
と。
それを聞いて私も前々から気になってたところがあるのですが、正に原因がそれで母の抜けっぷりに爆笑したほどです。
私『なぁオカン?モモのええとこ修正掛けてるか?お兄らと扱いに差があるって言ってたで?』
母『え?なんも変わってないって言ってたん?…ごめん分からん、ヒントちょうだい』
私『見た目ばっかり褒めて中身褒めた試しないやろ?』
母『モモのええとこって外人みたいに色白いやろ?服のセンスええやろ?同じ年頃の子からしたらメイク上手いやろ?可愛い顔してるやろ?スタイルええやろ?…』
私『アホかー!それ全部外側ばっかりやろ(笑)』
母『(一瞬無言)…ほんまや、全部見た目ばっかりやったわ!』
私『モモにしかないええとこいっぱいあるやろ?マジで考えてみ?』
それからまともな事を口にしだしたので修正してもらいました。
その後、会話の質が変わりました、たわいもないトークをするまでに( ´艸`)
修正前の母なら、上記のような会話を持ち掛けた途端に不機嫌になり無視モードで急に忙しく動き出すかキレるか責任転嫁や被害者でディスるかのどれかでした。
みんなが毒親に困ってるのってコレですよね?
ちょっと指摘されるだけで全否定に感じてるんですよ(;^_^A
しかも感情的に怒って言えば…超人格否定にまで感じるので暴走します…生存の危機だから。
怒りっぽい人や情緒不安定の人って地雷ポイントのレベル低いんです。
それもこれも潜在意識に【安心感】が入っていないから。
↑今、こんな人が多く、すぐ騒ぐから企業ではコンプライアンス、コンプライアンス、何も余計なこと言うなよ~!が、合言葉になり、機能不全家族→機能不全企業へと浸食して行ってますよね?
精神的自立をして行けば行くほど、客観的に俯瞰して冷静に眺められるので生きるのが楽になりますよ~( ´艸`)