ペットロスの概念
覚悟と自分が最善を尽くすこと
私にとって一番の宝物だったルナが15歳を目前に亡くなりました。
誰が死ぬよりもショックな出来事でした。
数カ月前に、もうダメかもしれない事件があり…
その時に覚悟を決めたのが
「ダメでも一日でも一緒に長くいたい!」
これが見事に叶えられました。
…が、この事件をきっかけに気づけばみるみる痩せていきました。
この原因は
子犬のラウとシスイの登場です。
「自分への興味が失われた」
「精神的に孤独を味わった」
ルナ中心だったのですが、本人には伝わらなかったようです。
ペットってお別れの前にご飯を一切食べなくなります。
食が落ちていく…
だいたい死の3日前ぐらいが目安です。
その時はやってきました。
あれこれ試行錯誤をしても、体が受け付けなくなる。
もどきなら、ヒーリングで嘘みたいに回復しますが…
それを理解するまで試行錯誤を繰り替えしましたがダメな時はダメ。
娘には「病院連れて行ったら?」「病院で点滴してもらったら?」と言われ続け
罪悪感がめちゃくちゃ刺激されましたが
延命治療はしない!と決めていたので罪悪感を振り切り
「今出来ること」
これに集中しました。
(これがペットロスにならない秘訣だと思う)
寿命だけは、思考ではどうすることも出来ないのです。
イメージでいくら元気になっていつもの姿を見せてくれる♩
創造しても無駄です(^^;)
寿命ではなく、病気もどきだと思考でコントロールは可能ですよ?
私の中で多頭飼いの環境で
今まで何人も見送ってきましたが
一つだけ決めていたことは
「最後は自分の手の中で見送る」
です。
死から逃げない!
この子たちなら?
いつまでも子どものまんまのペットの場合…
何を一番に望むのか?
これを考えた時に結論に至ったのが
「一人にしない」
「最後を自分の腕の中で看取る」
でした。
正直な話、これを実行するのは辛いです(笑)
現実から逃げたくなるから。
覚悟が足りなければ足りないほど
キツイ。
目をそむけたくなります。
一度は覚悟を決めたルナでもキツかったです(^^;)
↑頑張らせるのをあきらめるまで、みたいな感じ。
一切、食事も水分も受け付けなくなって初めて
本当の覚悟ができたくらいなので。
動物の最後は本当に凄いと思う経験を幾度となく経験してきましたが
ルナも同じでした。
骨と皮だけで、立ち上がる体力が完全に失われていても
お別れを事前にお知らせしてくれるのです。
気力・体力を振り絞って。
最初は生理的な機能での訴えかと思ったのですが違いました。
(まる三日不眠不休だったので、抱いて一緒に寝ていた?うたた寝?)
起こすためにルナが動いてくれたんです。
それから30分ほどで終焉を迎えたのですが
痙攣もなく、ルナの大好きな「お姫様抱っこ」をしてると
顎が上がり目を見開きながら静かな最後を迎えました。
もう、イーリスの嘆きっぷりは凄かったです。
「一人にしないで」
「置いていかないで」
「行かないで」
とワンワン絶叫…30分ほどルナを見つめながら泣きわめいていました。
(動物って亡くなる前は超無関心な振る舞いをします)
覚悟を決めていても、やっぱり私もイーリスと同じ反応をしました。
亡くなったルナを見ているといくらでも泣ける。
(ここで思いや感情を我慢しないこと、我慢するとトラウマになる)
亡くなってすぐにルナと繋がると…
「るーちゃん死ぬ前に頑張ったのママが気づいてくれて嬉しかった」
と言ってくれました。
(その後、私は飲んで相当荒れていたらしい…暴れたとかじゃないらしいけど)
もうルナの眼差しを見れないかと思うと辛い。
ルナの存在自体が可愛すぎて犯罪者レベル(笑)
きみの瞳は一万ボルト~♪
私はマヒしてるのか、人にはこんな思いを感じたことは一度もないんですよね。
イーリスは朝になってもいつもの元気がありません。
いつも自分を見ていたくれたルナが居なくなったから。
私だけでなく、イーリスもそうなのですが
「愛」ってこれですよね?
いつも自分だけを見てくれる存在。
ルナが亡くなる前日に実は号泣しました。
「一人にしないで」
↑これが出てきました。
だからこそ
ルナを一人で逝かせない!と、覚悟を決められたんです。
(自分が頑張ることも、ルナを頑張らせる執着も手放せた)
この覚悟が持てないと、ペットの死から逃げて
ペットロスになる。
(罪悪感&後悔)
人間よりも短命だと知っていても怖いものは怖い。
自分が死ぬことよりも怖い。
愛犬エアが亡くなった時
やれることは全部やったからペットロスにはなっていないと思ったけど
単に麻痺していただけでした。
エアが死んだ気がしない…
その後、イーリスを迎えたのですが
ずーっとエアと重ねて見ていました。
(これが投影、そして現実逃避)
あるときイーリスに
「エアって誰? おいらをちゃんと見て!」
と言われて初めてイーリスを見ていないこと
大事なことに気づけたのです。
↑めっちゃイーリスを傷つけていた
ちょっと横道にそれたけど
最後を看取るって特権です♡
誰もが出来ることじゃない!
死を受け入れるって辛いけど
受け入れないともっと辛い人生になります。
受け入れるからこそ、本当の心の支えになる!
実際、死を目前にやれることって知れています。
後悔ばかりが先立って、あれもこれもしとけば良かったみたいな。
死ぬ瞬間は一人かもしれないけど
死ぬまでの時間は大切な人と一緒に過ごしたい!
これじゃないのかな~と。
死ぬことよりも怖いのが
自分のそばから誰もいなくなってしまうことだと思うんですよね。
ペットロスにならないためには
もちろん人もだけど
最後まで寄り添うこと!
これが極意だと思います(*^^*)