アドラー個人心理学:勇気づけ「やる気スイッチ」
大人思考のコミュニケーションスキルを磨こう♩
どんな心理学の本を読んだりするよりも
アドラー個人心理学さえ読み込んで理解してしまえば
事足りてしまいます(*^^*)
それが・・・
・コミュニケーションをベースから理解できスキルを磨ける
・コミュニケーションの難しい相手の攻略
・潜在意識を読み解けるようになる
↑上記のようなものです♬
アドラーと言えば、「勇気づけ」をベースにしていますが
日本人にはイマイチ感覚が掴みづらい言葉ですよね?
・本当の自分らしさを引き出す、伸ばす
・エゴを助長や増長してしまう
↑こんな感じの認識でいいと思います(*^^)v
一度も読んだことがない人には「ピン」と来ないかもしれませんが
役立つ資料を用意してみました。
勇気づけ(エンカレッジメント)
勇気づけるメッセージ(本当の自分スイッチ) | 勇気をくじくメッセージ(エゴ・スイッチ) |
---|---|
貢献や協力に注目する ・あなたのおかげで助かった。 ・あなたがうれしそうなので、私までうれしい。 | 勝敗や能力に注目する ・あなたは本当に有能だ。 ・偉い、よくやった。 |
過程を重視する ・努力したんだね。 ・失敗したけれど、一生懸命やったんだね。 | 成果を重視する ・いい成績だ。私は満足だ。 ・いくら努力したって、結果がこれではね。 |
すでに達成できている成果を指摘する ・この部分はとてもいいと思う。 ・ずいぶん進歩したように思う。 | なお達成できていない部分を指摘する ・全体としてはいいが、ここがだめだな。 ・ここをもう少し工夫するといいね。 |
失敗をも受け入れる ・残念そうだね。努力したのにね。 ・この次はどうすればいいだろうか。 | 成功だけを評価する ・失敗しては何にもならない。 ・いったいなぜ失敗したんだ。 |
個人の成長を重視する ・この前よりもずいぶん上手になったね。 ・一度くらい後戻りしてもいいじゃないか。 | 他者との比較を重視する ・あの人よりもあなたのほうが上手だ。 ・あの人に負けてどうするんだ。 |
相手に判断をゆだねる ・あなたはどう思う? ・一番いいと思うようにすればいい。 | こちらが善悪良否を判断する ・それはよくない、こうしたほうがいい。 ・ここはよくできた。しかしここはだめだ。 |
肯定的な表現を使う ・気が小さいんじゃなくて慎重なんだろう。 ・謙虚に反省しているんだね。 | 否定的な表現を使う ・気が小さいね。もっと気を大きく持て。 ・めそめそするんじゃない。 |
「私メッセージ」を使う ・(私は)そのやり方は好きだ。 ・(私は)そのやり方をやめてほしい。 | 「あなたメッセージ」を使う ・(あなたの)そのやり方はいい。 ・(あなたの)そのやり方をやめなさい。 |
「意見言葉」を使う ・あなたは正しいと思う。 ・あなたの意見に私は賛成できない。 | 「事実言葉」を使う ・あなたは正しい。 ・あなたの意見は間違っている。 |
感謝し共感する ・協力してくれてありがとう。 ・やる気があるのでうれしい。 | 賞賛し叱咤激励する ・よく働いているね。 ・もっと頑張るんだよ。 |
主張的に要求を伝える
相手を傷つけない | 相手を傷つける | |
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要求を表明する | 主張的 | 攻撃的 |
要求を表明しない | 非主張的 | 復讐的 |
主張的要求行動 | 攻撃的要求行動 |
---|---|
横の関係 ・自分と相手とは対等。 ・協力と相互貢献。 | 縦の関係 ・自分が上で相手が下。 ・支配と服従、保護と依存。 |
理論的 ・冷静に言葉で要求を伝える。 ・理解してもらえるかどうかが主題。 | 感情的 ・感情を使って相手を支配する。 ・勝つか負けるかが主題。 |
論理的 ・意見を意見として言う。 ・妥協点を探す。 | 詭弁的 ・意見を真実であるかのように言う。 ・全てか無かの論理。 |
責任ある権利主義 ・相手の権利をも認める。 ・相手への影響に責任をとる。 | 無責任な権利主義 ・自分の権利だけ主張する。 ・相手への影響には責任をとらない。 |
依頼口調 ・~していただけませんか。 ・もし~していただけるとうれしい。 | 命令口調 ・~しなさい。 ・~すべきだ。 |
非固執的 ・主張的な範囲にとどめる。 ・無理なら断念する。 | 固執的 ・絶対に要求を押し通すために、手段を選ばない。 |
(これは子供向けだけど、大人にも応用できます)
不適切な行動の目的 | 賞賛を求める 「ねえ、ほめて」 | 注目を集める 「ほめてもらえないのなら、せめて叱られよう」 | 権力闘争をしかける 「お前なんかに負けないぞ」 | 復讐する 「勝てないなら、せめて傷つけてやる」 | 無気力を誇示する 「私に期待しないで、もう放っておいてくれ」 |
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相手役の感情 | ほめたくなる | うるさく感じる | 腹が立つ | 傷つく | 絶望する |
集団内での役割 | 優等生/ごますり | いたずら者 | 暴れん坊/英雄 | ひねくれ者/悪者 | 落ちこぼれ |
対応策 | 勝ち負けではなく、貢献を認める | 適切な行動に注目する | 喧嘩から手を引く | 適切/不適切ともに静観する | 見守って時期を待つ |
「アドラー心理学を語る4ー勇気づけの方法:野田俊作(創元社)」より
自分に返す、相手との関係から判断する。
どちらでもかまいませんが、相手と自分との関係性を読み解くには一役買ってくれるとは思いますよ~。
アドラーと言えば、問題行動と言われるものには「目的」があると言います。
賛否両論あるようですが、私は「適切」だと認識しています(´艸`*)
潜在意識を読み解く簡単な方法やねんよー!
目的から見るって♡
(アドラーは潜在意識を意識していないと言う人もいますが、掘り下げが甘いだけです)
この「目的」を見抜くことが出来れば
相手が何を考えているのか
自分が何を考えているのか
これさえも難なく解読することが出来るということですね♡
ただし、自分のブラック思考に無頓着や無自覚だと難しいとは思う。
なぜなら、自分がどんな前提でそれをしているのか…
恐らく建て前優位でしか自覚が出来ないからです。
ハッキリとはアドラーも言っていませんが
適切ではない「目的」には
見逃してしまうようなレベルでサラっと
悪意
があると言っています。
この悪意とはエゴのこと!
人間関係のトラブルって、悪意(特別扱い・支配)が元になっている。
ブラック思考の自覚があれば、その悪意が何なのかを見さえすれば
一目瞭然・簡潔♩
↑投影を見ていれば、あなたの悪意がまんま投影されているってこと。
(誰が対象なのか、誰にそれを向けているのか)
相手役を降りれば(バトル思考をやめる)解決してしまうことばかりです。
相手役に求めている悪意を手放せば、自分らしく生きられます♪
コミュニケーションスキルって、主体だけでしか物事を考えられないままだと
なっかなかスキルって磨くことって出来ません!
自他共によく観察をし、分析をしなければ
フラットで客観的な視点からズレたまんまなので
見えるものも見えない。
思っているほどそんな簡単なものじゃありません( ̄▽ ̄)
(被害者モードの視点から抜けたところがスタートライン)
どんな原因がベースになっているのか曖昧な時
上記の資料が役立ちます♪
どの視点にロックオンすればいいのかの手助けになる♡
共依存の関係だと尚更だと思いますよ~
初心者にもシンプルで有効な対処法が提示されているからね(*^^)v
あとは、勇気づけるメッセージ × 主張的要求行動の組み合わせだけ!