親子関係が上手く行くようになれば、自分の人生を生きられる
自分らしさ、自分の人生を生きる土台は親子関係にあり
ここ最近、こちらでは愛着障害ネタが続いてます。
毒親に苦しんでいる人
人間関係に振り回され生きるのが辛い人
アダルトチルドレンを克服したい人
インナーチャイルドを癒したい人
本当の自分を取り戻して病気を辞めたい人
全部、両親(親)との関係が原因です。
ココさえ解消させることが出来れば
絶対に楽になれます♡
ということで、今回は愛着障害に詳しい
「岡田尊司」先生の『愛着障害』を紹介したいと思います。
守ってくれるはずの親から虐待を受け、安全が脅かされるという状況である。この場合、子どもは親を求めつつ、同時に親を恐れるというアンビバレントな状況におかれる。しかも、親がいつ暴力や言葉の虐待を加えてくるかわからないといった状況は、子どもにとって予測も対処も困難であり、ただ自分は無力で、悪い存在だという罪の意識や自己否定を抱えさせられてしまう。
どんな理不尽な仕打ちをされようと、子どもは親を愛している。親のことを求めようとするのだ。その結果、痛ましいことが起きてしまう。親を求めるがゆえに深く傷つき、その傷は、親を責めるのではなく、むしろ自分を責める方向に向かうのである。自分がダメな子だから、親は愛してくれないのだ。親は自分を否定するのだ。そう考えて納得しようとする。
外の世界を知り、親と自分との関係をもっと客観的に見るようになったとき、子どもは初めて、それが決して当たり前のことではないことに気づくのだが、それまでは、どんな日常も、子どもにとってはそれ以外にはない唯一無二の現実なのである。
親を求め、親に認められたいという気持ちは、それがほどよく満たされて育てば、大人になる頃には、あまり支配力をもたない。逆に、その思いを満たされずに育った人ほど、いくつになっても、心の奥底で親に認められたい、愛されたいという思いを引きずることになる。愛着障害を抱えた人では、大人になっても、そうした気持ちが解消されていない。親に過度に奉仕したり気に入られようとするか、求める気持ちが裏返って、親を困らせてたり、反発したりするという形で、こだわり続けるのである。
↑原因と結果は同じことです。
上記のような理由から、親との問題が解消されていないと
いつまでも時空を超えて親との関係性が他者や環境で再現(追体験?再投影?)され続けることになるのです。
(ループにどっぷり浸かっていることに気付けない)
特に強調したいのが
「その思いを満たされずに育った人ほど、いくつになっても、心の奥底で親に認められたい、愛されたいという思いを引きずることになる。」
「愛着障害を抱えた人では、大人になっても、そうした気持ちが解消されていない。~形で、こだわり続けるのである。」
"引きずる"
"こだわり続ける"
↑これに現在も支配され続けているということ。
支配 = 執着、思い込み、勘違い、視野の狭さ、認知の歪み、人生のシナリオ、ストーリー
原点となる核を放置のままでは
いくら外側から知識を詰め込み実際に生かそうと思っても
囚われ支配されている領域に抵触してしまえば一瞬でコントロールを失います。
感情的になる、感情をコントロール出来ない状態。
潜在意識は忠実に働きますからね( ̄▽ ̄)
頭で考える5%は心で考える95%の力には到底及びません!
アンガーマネジメントなんて気休め程度です。
自己原因説もディープな領域にでもなれば「自分の原因」すら見事にはねのけます。
もちろん、自分と他者との線引きも曖昧でボーダーの見分けがつかない。
(どこまでが許容範囲でどこから境界を越えたり入り込ませてしまうのか不明瞭)
いくら気分を切り替えてコミュニケーションを図ろうとしても潜在意識が漏れ出てしまう。
(対話ではなく、一方的な会話になる)
思考の出発点が「我慢スタート」なので、一時的には理想的に振る舞えたとしても必ず限界が訪れます。
(幼少期からのパターン化した、親に認められたい、愛されたい、好かれたい、嫌われたくないが目的でベースだから)
愛着障害(心理学的概念)を抱えたままだと
100%自分の人生のようで
親に認められるための人生
親に愛されるための人生
↑つまり、他人(親&親の投影)を軸に他人を中心にした人生になります。
親(親の投影や代理)から思い通りのものを得られないと
癇癪を起こして仕返しや自滅に走るのもそれが原因で自分を苦しめてしまう。
(親への仕返しと言われるもの)
例え思い通りに得たいものを得ても、満足や幸福感は短期的でわがままや甘えを満たすことが中心で安心すら出来ない。
この問題を抱えている限りは
どう転んでも幸せになることは難しいわけです。
「足るを知る」「些細なことにも幸せを感じる」
これが一番難しいんじゃないのかな?と思います。
執着を支配という言葉で表現してみましたが
親に認められたい、愛されたい
↑この思いに駆られ行き過ぎた強迫的、盲目的な状態とも言えます。
自覚はなくとも潜在意識にはこれが強烈にインストールされている。
本来、条件が揃っていれば自然と精神的自立は出来るようになっているようですが
子どもは母親との間に揺るぎない愛着を育むとともに、基本的安心感や基本的信頼感とよばれる、世界や他者が信じることのできるものだという感覚を育んでいく。
↑このベースがあればってことだけど。
そうでなければある意味不可能ってことも言えるわけですよね?
愛着障害は直すというより、克服という言葉が使われます。
一体どうやって克服するの???
それには「安全基地」を持つことが重要と言われていますが
現実的には希望的観点から見てもほぼ不可能に近いです。
(愛着障害を持っていない人を探すこと自体が難しいから)
ただ、小さな子どもの場合は、社会を知らないので親や周りの大人の助けが必要ですが
(こっちは子どもなので大人の無理難題系ほど深刻ではない)
大人になっている場合、大人の考え方も出来るようにはなっています。
克服しなくても、親との関係を過去から現在まで振り返ることが出来ますよね?
振り返る力!
(親情報てんこ盛り~)
親を個人としてただ見るだけでなく、親の心を心の目で見るわけです。
心の中の問題は、心の目でしか見ることは出来ません♡
投影のことをガンガン記事にしていますが
燈台下暗しバリに解決法は自分の中にあります!
親も愛着障害を抱えたまま精神的成長がなされないままだと
100%親も自分の親&投影に支配されたままです。
(心が通じない親はまんま自分の写し鏡のレプリカ)
なので、自分を読み解くのも大切ですが
親を読み解いてしまう方が早い!
なぜならそれから得られるのは…
親を求めるがゆえに深く傷つき、その傷は、親を責めるのではなく、むしろ自分を責める方向に向かうのである。自分がダメな子だから、親は愛してくれないのだ。親は自分を否定するのだ。そう考えて納得しようとする。
こんな風に思い込み、自分を責め、得体の知れない何かとして自分が追いつめられていたはずなのに
実は自分に問題があったのではなく、親の親事情が原因だった。
と気付けば、自己肯定感、自尊心があっという間に回復します(´艸`*)
だって、そもそも自分に問題があったわけちゃうもん(笑)
自分を縛り付け支配されていたものから解放されるのも当然ですよ?
(親の呪縛なのか?自己暗示なのか?どっちでもええけど)
そうなれば
親に過度に奉仕したり気に入られようとするか、求める気持ちが裏返って、親を困らせてたり、反発したりするという形で…
今までのように強迫的に必死になる必要もなくなる。
(親に振り回されなくなる、感情的にならず冷静に話せる・聞けるようになる)
親に認められたい
親に愛されたい
↑親とのコミュニケーションも一方通行だったものが
会話(説得、見返りベース) → 対話(意思疎通、中庸)
へとシフトします。
(コミュニケーションがイマイチ分からないか苦手な人は多少は勉強した方が楽しくなる)
ここからは言わずもがな。
親に振り回されていた他人軸の人生から
自分を中心にした自分を軸にした人生に!
自分のエネルギーを自分のために使うことが出来るからね~♡
余談ですが、精神的自立や自他境界線を引く、自分らしく生きるためには
①根源(投影)の修正
②自分の責任は自分が取る意味での自己原因(自己欺瞞、ブッラク思考、責任転嫁)と向き合う
(自分の問題、相手の問題、自分の課題、相手の課題がハッキリする)
③自分の本音やニーズを叶えるための意思表示、意思表明、伝え方、相互依存などのコミュニケーションのスキルアップや見直し
この順番が本来成長過程で学ぶものとほぼ同じだと思います。