ブラック思考の認め方
どうすれば自分のブラックを認められるのか?
セッションをしていても一定数…というか
サクッと認められるか認められないかだけの話なのですが
自分の「ブラック思考」を認められない人は何度認めるだけだと言っても
この「認めるだけ」をはねのけてしまうのか伝えた矢先から
「どう認めればいいのか」
「どうすれば認められるのですか」
と、必ず質問してきます。
ブラック思考を認めるって
認め受け入れる自己受容の話です。
自分の一部です。
認めているか認めていないかは関係ありません。
自分が出してしまっているのだから
自分の一部です。
認められない人って、結局のところ
自分でそこまでだとは思っていないわけです。
だから実感が薄い。
セッションで私がブラックを指摘する場合
あからさまに具体的に伝えています。
・自覚にあげられない
(あげようとしない)
・想像力の欠如
・振り返る力が弱い
・客観視や全体像から見ようとしない
↑このどれか、複合的だとは思いますが
自分の都合の良いように解釈して自己完結しているんだと思います。
ダイレクトに
これがブラック思考
こんなエゴがある
と、言われても認めようとしないのです。
認めようとしなければ
認めることなんて出来ません。
さらに、特徴があるとすればブラックを認めるのが難しいタイプは
・分かったつもり
・物分かりのよいつもり
・一部だけで理解したつもり
これが顕著です。
なぜならば、自分自身のことなのにまるで
他人事
のように自己分析します( ̄▽ ̄)
そこを指摘すると
「認めます」
と宣言してくるのですが
認めていないのでまた
「ここを認めるにはどうすればいいですか」
ときます。
言い切ったからと言って
それが言葉通りになるわけではありません!
そもそも、自分がどんなことをしているのか
自分が思う自己評価の自分ではなく
他者の目にはどう映っているか?
他者にはどう受け取られているのか?
ココが肝心なのです。
現実を見て、とんでもな登場人物やイヤな人が多いということは
それだけ自分がとんでもないことをやらかし
イヤなことをばかりを披露しているということになります。
だって、他者は自分を映し出す自分の写し鏡だから(´艸`*)
それだけ思考が悪いから
思考に見合った心の態度
そして振る舞いをしているわけです。
(他者は自分の内側を見事に再現してくれている)
良くも悪くも自分のレプリカがわんさかいて
マネして振る舞ってくれているんです。
自分が嫌う相手と似たり寄ったりが自分(笑)
いつもそれほどイヤな思いをしているのに
自分が似た振る舞いをしているのに
相手がそこまでイヤな思いをしていないと思えますか?
ってこと。
例を出してみます。
うちの母なのですが
・誰かが誰かのせいでイヤな目に遭った話
を、するとき…
必ず眉間にしわを寄せ、イヤな顔をして
まるで今、自分がそんな目に合わされているかのような顔をして話をしてきます。
(自分に関係ないのにそこまで感情移入する?のような感じ)
これに対して
「なんでそんなイヤな顔して話するん?」
「どんな顔して話してるか自覚あるん?」
「その表情イヤな気分にさせるからやめて」
と言っても全く効果ありません(笑)
「一回ムービー撮って見せたろか? 見たら変わるんちゃうか?」
これでも手ごたえが薄い。
「どんな顔してるか分かってる? そこまで顔しかめてイヤそうな顔して人の話する必要あるか?」
これも効果薄い(笑)
「意地の悪い顔するなぁ~(笑)」
「本性滲み出てるで!」
これで初めてこの悪癖が封印されたのでした。
人からどう見られているのか
自分のことは過小評価していた証拠です。
これが自分だと自覚に上がれば
サクッと認めることが出来ます。
うちの母からしてみれば仲の良い人の話を
味方のつもり
同情しているつもり
同情を引こうとしているつもり
で
臨場感タップリに話しているつもりかもしれませんが( ̄▽ ̄)
この手の話って客観的に聞いてると
然るべき理由があってそんな目にあっただけなので
人に話す話でも共感するようなものでもないんですよね(笑)
出したものが返ってきているだけなので誰が悪いとかない!
ちょっと脱線しましたが、ブラックを認めるって
常日頃から自分がやっていることをブラックと自覚して
分かった上でやらかしている人はサクッと認めるのは簡単ですが
そうでない人の場合では自覚が薄いだけに難しいものとなります。
うちの母は後者ね(笑)
またこのタイプは真剣に深刻に考えずすぐに忘れるし
落とし込んだり掘り下げたりが浅い領域でしかやらない。
肝心なセリフや言葉や大切なポイントは見事にスルーで
自分の分かる範疇だけで何とかしようとします。
人の気持ちや人の立場に立って考える力が弱い。
(ぶっちゃけ共感能力が低い)
自覚に上げる
客観的に自分を顧みる
この習慣がなければないほど
やりつけていない慣れていないことなので
ブラック思考を認めるハードルは劇的に高いものになります。
ま、それだけ自分を偽り自分を騙してきた証拠だけど。
(ブラックの自覚があっても改めてブラックを自覚するとショックを受けて凹むものです)
言い換えれば
自分が嘘をついている
その自覚がない!
ってことにもなります(^^;)
人のことは過大評価するくせに
自分のことは過小評価しすぎてってこと!
(人に厳しく自分に甘い、自分を甘やかしすぎ)
ブラックを認めるって人から自分が納得するように
説明や説得してもらうものではありません!
自分でブラックな自分を客観的に公明正大に省みて
スパッと潔く認めるだけです。
人間のクズだと自覚するまでに至れば
事実なだけに拒絶や拒否したくとも
否が応もなく認めざるを得なくなります(笑)