Image Materializes◆明確にする

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イメージは物質化する◆お金Ver.2

その理由は、二つしかありません。一つは、実は成功を心から願っているわけではないということ。つまり、真剣に成功したいと思っていないからです。二つ目の理由は、本に書いてある内容が、真の意味で腑に落ちていないからです。

自分の望みをすべて実現する力が、実はすでにあなたには備わっている

 

最初にやるべきことは

古くさい固定観念を取り除くことだ

 

お金が良くないものだとか

重要ではないといった考え方は間違っている

お金は良いものだし

生きていくうえで欠かせないものだ

衣、食、住、教育、医療のどれもが

大切であるように

それらに必要なお金もまた大切なのだ

 

文明社会に生きる者にとって

お金は例外なく大切なものである

お金よりももっと大事なことがあるなどという

いかにも利いたふうな主張もナンセンスだ

お金が役立つ分野で、

お金に代わる存在はない

実に単純なことだ

 

 アール・ナイチンゲール

あなたは、何のためにお金が欲しいのか?

豊かさマインドを高めていくには、自分がいったいどれだけのお金が欲しいのかを、できるだけ明確にすることです。

ここで覚えておいてほしいのは、潜在意識は考えたり判断することはないという点です。潜在意識はイメージをそのまま形にするだけです。「お金持ちになりたい」と思うだけでは、いったいいくら欲しいのか明確でないため、潜在意識はそれを形にしようがないのです。

そこでまず最初に、自分がいくら欲しいのかを決めることからはじめましょう。

 

それには、何のためにお金が欲しいのかを考えるとよいでしょう。ただし、単に「生活のため」というのではいけません。

 

そこで、「良い暮らしとは何なのか?そのために正確にいくらのお金が必要なのか? そこが重要なのです。

 

お金がいくら欲しいのかを明確にするために、具体的リストを用意して、紙に書き出してみましょう。まずは、月々の支払いを洗い出します。例えば、

食費 家賃(住宅ローン) 衣料費 自動車ローン 光熱費 教育費 休暇 娯楽 保険代 貯金

 

ここにあげたのは一部ですので、自分で思いつく毎月支払うアイテムを付け加えてください。ただし、現在あなたが支払っている金額を書くのではありませんのでお間違いなく。そこに書く金額は、あなたが将来望む生活を送るために必要な金額の試算です。

 

例えば、現状は年に数回、特別な日だけ雰囲気のよいレストランで食事をしているかもしれません。しかし、自分が望む暮らしは、最高の三ツ星レストランで毎週食事をするということであれば、それに必要な金額を書くといった具合です。

 

当然ながら、わたしたちは永遠に生きられるわけではありません。だとすれば、人生を楽しめるだけ楽しむ方がいいですよね。そのために、欲しいものを手に入れて思いどおりの暮らしに必要なお金を持ちたいではありませんか。

もしかすると、「そんな、理想の暮らしができるだけの大金を手に入れることなんて、自分には無理だよ」と思われているかもしれません。

しかし、実際には、あなたがそんなの無理だと思うような暮らしをしている人は大勢います。しかも、もともと資産家の家に生まれたわけではなく、誰からも遺産を受け継いだわけでもないのにそれを実現しています。

 

彼らは、もともと成功するための能力を持って生まれた人たちです。でも、それはあなたも同じです。それに彼らは、成功する前は大多数の人と同じように、お金に困っていた時代を経験しています。

あなたの中には、ものすごい能力が秘められています。重要なのは、その能力を解き放つことです。

 

ほとんどの人は

自分が真に求めている以上のお金を

求めていると思っており

手に入れられるよりもずっと少ない額で

あきらめてしまう

 

アール・ナイチンゲール

 

「おもしろいことに、わたしたちは自分のことになると、なぜだか自分の能力やできることを過小評価してしまう傾向があります。でも、他人のこととなると、自分にはできないことを彼らならできると考えてしまいます。

でも、それは大きな間違いであることを知ってください。あなたは、本来ものすごい能力を有しています。あなたが望むものすべてを手にすることができるのです。」

 

他人にできることは自分にのできるのだ。必要なのは、やるべきことをやる覚悟である

重要なのは、あなたがそのための覚悟を持つかどうかです。

 

人が働くか、お金に働かせるか

ただの思いつきで金額を決めるようなことはしないで、真剣に考えてください。そうることで、後に、やっていてよかたと思うことでしょう。

 

自分にとって十分な額を知ることは、心を律することにつながります。もしかすると、経済的に困っている状況にある自分にとって、いったいいくらあれば十分かといったことを考えることは、意味がないと思われるかもしれません。しかし、必ず役に立ちますので信用してください。

そこで、先に紹介した理想の暮らしに必要な金額を書き込んだリストから、その金額の合計を紙に太く大きな字で書き出してください。そのうえで、いったんその金額のことを忘れてください。

 

それから、家族のことをさらに真剣に考えるなら、たとえ自分がいなくなったとしても、家族に「良い暮らし」をしてもらいたいと思うはずです。

あなたが元気で健康ならば、あなたが働くことで今の生活を維持することができるでしょう。しかし、あなたが死んだり、重度の障害を負った場合はどうなるでしょうか?あなたの家族に満足のいく生活を送ってほしいという願いは困難になります。

 

お金についていえば、お金を生む活動は二つしかありません。人が動くか、お金に働かせるかです。

人が働いて収入を得るのは、不慮の事故が起こることを考えると、それだけに頼るのは賢いこととはいえません。そのために銀行預金や保険、株式投資、不動産投資といった不労所得を収入源として持っておくことが大切であると覚えておいてください。

 

収入は、一番はじめに自分自身に使う

いったい、いつになったら良い暮らしができるのだろう? その答えは「今から」です! あなたにお尋ねします。

 

・どのくらいの頻度で電話代を払っていますか?

・どのくらいの頻度で家賃や住宅ローンを払っていますか?

・どのくらいの頻度で食材にお金を払っていますか?

・どのくらいの頻度でガソリン代を払っていますか?

・どのくらいの頻度で医療費を払っていますか?

・どのくらいの頻度で自分自身のことにお金を使っていますか?

 

収入の一部を自分自身に投じている人は、百人のうち五人もいません。その理由は、自分のことの前に、生活のための支払いという名目で、他人にいろいろと払ってしまううちに、自分の分がなくなってしまうからです。

 

その秘訣とは…

収入は、一番はじめに自分自身に使う

 

あなたが稼いだ額の一部は、自分のために確保しておく

 

経済的な自立のための特別口座を設ける

収入の、少なくとも総額の一割を、最初に自分のことのために(つまり他人に払う前に)確保します。そのために「経済的自立のための口座」を設け、そこに自動引き落としすることをお勧めします。

そしてこの口座の一部を、まず保険の掛け金に割り当てたり、貯蓄に回して、それがある程度貯まったら投資に回します。まとまったお金ができるまでは、この口座のお金はもちろんのこと、利子にも手をつけてはなりません。

 

こうしたことをしばらく続けていれば、早晩お金が増えていくことを実感できると同時に、モチベーションも高まることでしょう。資産形成の考え方も生まれてきます。また、いざというときの「保障財産」があることで、生活に安心感が生まれます。

 

真の問題は、現在の状況ではなく、そうなってしまっている理由

借金の返済に追われているので、とてもじゃないが自分のためにお金どころではない、という方もいるかもしれません。しかし、借金は返済可能です。もちろん、完済までの期間はその額などによります。

また、ものによっては考え方を変えることも必要です。例えば、家賃の支払いや住宅ローンについては、負債ではなく投資だと考えることです。

 

「経済的自立のための口座」と同じように、借金についても「返済専用の口座」を設けることをお勧めします。そして、これについては収入の二割ほどを確保することをお勧めします。二割という額が現在の返済額よりかなり多いケースもあれば、逆に少ないというケースもあるでしょう。いずれにしても、期日に合わせて一定の額を返済します。

 

自信と勇気を持って一歩を踏み出してください。あなたは今、これまでとまったく違う経済的自立に向かった生き方をはじめるのですから。

 

①不測の事態に備えて「保障財産」を確保する

②二つの預金口座を開設する

③お金はまず自分自身のために使う

④計画的な返済プランを作成する

⑤収入の七割を生活にあてる(毎日の生活費や娯楽のための費用を含む)

⑥これから本書でお伝えするアイデアを受け入れるために心を開く

 

これから先、決して「借金(負債)」についてくよくよ頭を悩ませてはいけません。現在の借金については、先に述べた借金返済計画を遂行しさえすればよいのですから。

それよりもこれからは預金のことだけを考え、それが増えていくのを見守るようにしましょう。「わたしは金持ちだ」「お金は良いもの」「お金を使い、人を愛する」と繰り返し唱えましょう。

 

経済的自立を真剣に求めているのであれば、今すぐ現在の財務状態を整えることです。そうでないと、シリンダーの半分が壊れた車で旅行に出かけるようなものですから、途中でエンストしてしまい、目的地にたどり着けないでしょう。逆にしっかりと整備をしておけば、必ず目的地に行けるという確信の下、安心してのんびりと前進することができ、目的地までの道中の景色を楽しむことができます。

 

①赤字(借金がある)

②収支が均衡している(借金なしでやっている状態)

③黒字

 

さて、①と②のグループの人について、彼らが現在よりももっとお金を稼ぐことができさえすれば③のグループに移ることができるか? といえば、そういうことはありません。なぜなら真の問題は、彼らの状態ではなく、その状況になってしまっている理由にあるからです。

つまり、①の借金状態にあるのは、稼いだ以上のお金を使う「習慣」を持っているからなのです。そして同様に、②の収支が均衡している人も、稼いだ額をすべて使ってしまう習慣が身についてしまっていることを意味します。

人はなかなか習慣を変えることはできません。だからたとえ収入が増えたとしても、その分またはそれ以上い使ってしまうので、結果的に財務状態は変わることはありません。

 

①や②のグループの人が③の状態になるためには、新たなファイナンシャルプランの下、新しいお金の使い方のパターンを習慣化することが不可欠です。

収入が増えれば、それに応じて十パーセントの貯蓄額や二十パーセントの返済専用口座への預金額も増えます。そうすれば借金の完済までの期間は短縮され、借金がなくなれば今度は収入の九十パーセントを生活に回すことができるようになります。

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